日本の愛国者で有名なジャーナリスト、桜井よし子女史が発表した

「皇后陛下美智子様が深められた日台の絆)一文を抜擢した内容は:

 

1. 真の皇室外交

大事なことは、これらの交流がみな、日台外交関係が断絶された政治空白の中で行われていたことだ。政治が両国と両国民を隔てても、皇室の存在が日台の絆となって、両国と両国民をしっかりつなぎとめている。

 

この実績があればこそ、台湾の人々は馮代表の園遊会へのご招待をこの上なく喜ばしいこととして歓迎したのである。世に外国を訪ね歩くことが皇室外交であるかのように考える人々がいるが、皇室の、目立たすとも、こうした配慮と染い思いやりこそ、どんな派手な外交も及ばない真の皇室外交であろう。 

 

2. 日本と台湾の運命は重なる

万が一、台湾の現状維持が危うくなるとき、日本はどこまで何をしてくれるのか?

 

日本と台湾の運命は重なるのであり、日本は台湾のために出来得るすべてをしなければならない。そのことは現在進行中の世界戦略の大変化とも合致する。.................その大戦略に当然日本も東南アジアも加わっている。地球儀でよく見てほしい地政学上、台湾こそアジア、太平洋の安全保障の要なのである。.........日台の絆を改めて感じたのだった。

 

以上の論述に、以下の五つの重要なる概念を述べている。

 

1、皇室の存在が日台の絆になっている。

2、日本政府の国際関係に就いて、政府外交と皇室外交がある。

3、日台の運命は重なり、日本は台湾の為に出き得ることをすべき。

4、台湾こそアジア太平洋の安全保障の要である。

5、日台の絆を改めて感じた。

 

以上の概念は正確だが、今ひとつ遺憾なことは、桜井女史が認知している「台湾人」は、台湾関係法架構内の外来中国人も含む「台湾の住民」People on Taiwan)であって、本土台湾人  (people of Taiwan)ではない。

これは、台湾に存在している亡命中華民国を台湾と同一化した誤った認識である。 又、これも残念ながら、現在の日本政府官員と

日本人民の台湾に対する誤った「公式見解」でもある。

 

中華民国国民党と中華人民共和国共産党の両政権は(経済合作協定)を結んで和解した後、国民党軍と共産党軍は全て中国軍となる。皮肉なことに、日本が保護すべき台湾に、日本に潜在敵意の有る中国軍が配置されていることである。日本政府と日本人民は、敵を友と認め、亡命中華民国を台湾と看做し、亡命中国人を台湾人と看做していることは、正に日本の安全にとって最大なる危機と云える。

 

中国の崛起後、世界情勢は大きく変動している。台湾地位の正常化は、本土台湾人のみでなく、日米両国の共同利益にも繋がる。

台湾民政府は、この時点に於いて、台湾地位正常化の実現を目指し、動員署名を発動することは,正当性と必要性に符合する。

 

作者:林 志昇(武林 志昇˙林 峯弘)

福爾摩沙法理建國會   執行長

2012/08/03 

 

參考:

致日本皇宮宮內廳

As a Reminder to the Imperial Household Agency

 

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