台湾人の在日居留カードの「国籍・地域」欄に、中国から台湾に変改された

ことに就いて、国無き民の台湾人が両手を挙げて喜ぶのは未だ早い。

台湾人は米高裁認定の「無国籍人」である。当然中華民国国民ではない。

依って、在日居留カードの国籍欄ではなく、地域欄(=出生地)での記載変更で中国から台湾に変えたのは、日本政府が過去の過ちを、法理的に訂正した当たり前の処理作業であり、台湾人は何も感激したり自分の抗議功労を自慢することはない。

 

台湾人の悲しき宿命なのか、中華民国政府と日本政府の両政府が、万国公法と世界人権宣言第15-1と2条の規定に違反し、台湾人の国籍は、集団的に帰化され、廃除された。 そして両政府とも、未だに台湾人に対して謝罪もしなければ、処罰もされていない。

 

米国同意の下で成立した「台湾民政府」は、台湾人のプライドを取り戻す為、

引き続き米政府に対し、台湾民権保障と台湾地位正常化を訴え、国際法理戦で以って闘ってきた。 そして2011年末、米国は遂に「台湾公民身分証」を本土台湾人に発行した。やがて、当時米軍占領下の沖縄人と同様の「旅行証明書」

も発行される。その後に始めて、台湾人は中国人の偽国籍と完全に切断することができる。 そのパスポート代理の(旅行証明書)を入手した時は、一応、台湾民権が保障されるが、未だ台湾地位正常化には達成していない。

台湾国際地位が、正常化され最終地位に達した時こそ、本土台湾人が両手を挙げて喜ぶ時である。

 

黄恵瑛

 

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